紙のサイズ一覧。四六判と菊判、ハトロン判、L判など徹底解説。

上記の方に向けて、記事を作りました。

紙のサイズ一覧表と各サイズの詳細を説明しております。

モノづくりの参考にしてください！

紙のサイズ一覧表

早速ですが、下記が紙のサイズの一覧です。

名　称	サイズ
四六判	788x1091mm
菊判	636x939mm
ハトロン判	900x1200mm
A列本判	625x880mm
B列本判	765x1085mm

名　称	サイズ
L判	800x1100mm
K判	640x940mm

厳密に言えば、まだほかにも種類はありますが、上記が紙の規定サイズで基本的なものです！

世の中の紙製品のほとんどは、上記のサイズの原紙から出来上がっています。

製造メーカーは、このサイズから商品を作るにあたって、
「どのように切ったら、お得に作れるのか？効率がいいのか？」を考えて、
日々業務に励んでおります。

洋紙と板紙の違いについて

先ほどの表のように、洋紙と板紙では種類が違うので、規定のサイズが違います。

では、洋紙と板紙の違いについてですが、実は厳密な区別の基準はありません。

洋紙は「薄くてコシがない紙」で、
板紙は「厚くてコシがある紙」の認識の違い程度です。

あくまでも目安ですが、
坪量が225g/㎡未満の場合は洋紙、以上の場合は板紙と言われております。

　　　↓　坪量については下記記事で徹底解説しております。

洋紙はカタログの本文やパンフレットの紙によく使われており、
板紙は一般的にボール紙とよばれており、お菓子のパッケージによく使われています。

洋紙のサイズについて

四六判

四六判のサイズは788x1091mmです。

洋紙の一番メジャーなサイズで、
いろいろな紙が四六判のサイズを採用しております。
上質紙やコート紙、特殊紙のタント、マーメイドなど。

名称の由来ですが、明治時代に海外から入ってきた際に、
ちょうど当時の日本でポピュラーだった「4寸x6寸」の取り都合がよかったため、
四六判とよばれだしたとのことです。

菊判

菊判のサイズは636x939mmです。

四六判の次にメジャーなサイズで、
こちらも採用している紙は多いです。
上質紙やコート紙、特殊紙のグラフィー、ヴァンヌーボなど。

明治時代に海外から新聞紙用の原紙として輸入したものがベースになっております。

名称の由来ですが、諸説あります。
・当初の用途だった、新聞紙の「聞」の文字を「きく」と読むこと。
・輸入した紙に花の紋章が刻印されており、その花が菊に似ていたこと。
のどれかだといわれております。

ハトロン判

ハトロン判のサイズは900x1200mmです。

クラフト紙のサイズです。
晒クラフト紙、未晒クラフト紙など。

元々、海外では薬きょうを包む紙として使われており、
丈夫な紙として日本にも入ってくるようになりました。

A列本判

A列本判のサイズは625x880mmです。

A列は海外規格のサイズで、
身近なものとしてコピー用紙やノートでよく使われる、
A4サイズやA3サイズはA列の基準です。

A列本判のサイズはA1サイズ(594x841mm)がギリギリ取れる寸法となっており、
A1を半分に切るとA2(594x420mm)に、
A2を半分に切るとA3(297x420mm)になります。

数字が1増えるたびに、紙のサイズはどんどん半分になっていきます。

B列本判

B列本判のサイズは765x1085mmです。

B列は日本独自の規格サイズです。
B列本判のサイズはB1サイズ(728x1030mm)がギリギリ取れる寸法となっており、
A列と同じように数字が1増えるたびに、紙のサイズはどんどん半分になっていきます。

B列はあまり見かけなくなりましたが、
B5ノートやB4画用紙など、まだまだ文具や雑貨店では見かける規格寸法です。

板紙のサイズについて

L判、K判は板紙独自の規格サイズです。洋紙にはありません。

L判

L判のサイズは800x1100mmです。

四六判(788x1091mm)の100の位を切り上げで覚えましょう。

K判

K判のサイズは640x940mmです。

菊判(636x939mm)の10の位を切り上げで覚えましょう。

おわりに

本記事では紙のサイズについて解説しました。

まとめますと、

• 四六判 788x1091mm
• 菊判 636x939mm
• ハトロン判 900x1200mm
• A列本判 625x880mm
• B列本判 765x1085mm
• L判 800x1100mm
• K判 640x940mm

紙のサイズを理解して、作りたい商品に最適なサイズを選べるようにしましょう！

おわり