紙製品のOEMしたいけど、
色付きの紙のスタンダードってなんだろう?
紙製品メーカーの営業の私から、
おすすめの色付きの紙を紹介します!
紙製品のOEMに興味や関心がある方に向けて、
本記事ではおすすめの色付きの紙を3点ご紹介しております。
印刷や製袋の加工適正があるものを紹介しておりますので、
オリジナル封筒やレターセット、本の参考になればと思います。
紙製品のOEMを作るなら、色付きの紙のスタンダードを是非知ってください!
色付きの紙のメリットとデメリット
メリット
1.印刷では出せない風合いがあり、色の種類も豊富
紙を作るときに着色するので、
白地の紙に印刷しているものとは違った風合いが楽しめます。
また、色の種類が豊富なので、
いろいろな色で印刷するよりも、紙によっては安価に仕上がります。
印刷をすると生じる恐れのある、
擦れたときの色落ちや色ムラを気にしなくてもいいのもメリットです。
2.紙の裏面にも色が付いている
裏面に色をつけたい場合、
白地の原紙を使うと表も裏も印刷しないとしないといけません。
表と裏を印刷する場合、たいてい機械を2回以上動かさないといけないので、
単純計算でコストは倍かかってしまいます。
色付きの紙は、裏面にも表面と色が付いているため、
印刷をする必要がなく、結果コストは安くつきます。
封筒や本の表紙など、裏面にも気を配りたい商品におすすめです。
デメリット
1.コストが高い
当然ですが、白地の紙に比べて紙のコストは高くなります。
2.紙の色が印刷の色に影響を与えてしまう
下地にすでに色がついているため、
紙の上にのる印刷の色に影響を与えてしまいます。
例えば、黄色の紙に青色のインクで印刷すると、印刷は緑色になってしまいます。
もし色付きの紙を使いたいけど、印刷の色も気にするのであれば、
シルク印刷や箔押し加工を検討しましょう!下地の色の影響を受けません。
↓ シルク印刷、箔押し加工なら有限会社マジカルプレスがおすすめです。
上記メリットを考えて、印刷するか色付きの紙を使うか検討ください。
おすすめの色付きの紙
色上質紙
各製紙メーカーが製造している色上質紙は定番の色付きの紙です。
メーカーによりますが、大体20~30色から選べます。
特徴として色付きの紙で一番安価ですので、
様々なシーンで使いやすい原紙と言えるでしょう。
使用例)本の表紙や本文、封筒、カレンダーなど。
NTラシャ
NTラシャも色付きの紙としては定番の商品です。
ラシャの名前がつくように、
画用紙のようなザラっとした手触りで、独特な風合いがあります。
色の種類は100色程度、かつ印刷と折り加工の適正があり、
様々な商品の紙として使われております。
使用例)本の表紙、封筒、カレンダー、メッセージカードなど。
タント
タントは色付きの紙の王道と言えるでしょう。
紙にきめ細やかなエンボスがかかっており、独自の柔らかな風合いが感じられます。
NTラシャと同様に色の種類は100色以上あり、用途に応じてカラーを選択できます。
加工適正も高く、印刷や折り加工まで対応しております。
使用例)本の表紙、封筒、カレンダー、案内状やパンフレットなど。
色付きの紙の価格差
色付きの紙は、紙の種類が同じでも、色によって価格差があります。
例えば、タントではN-9(白)とD-52(えんじ)では1枚あたりの価格が違います。
業界では一番安い紙をAランク、高い紙をBランクやCランクのように区別しております。
感覚的に薄い色は安く、濃い色は高いイメージです。
ですので、紙を購入したい時は必ず紙の色を指定しましょう。
どの色がどのランクの価格か知りたい方は「紙名手配」がおすすめです。
おわりに
本記事では色付きの紙をご紹介しました。
まとめますと、
- 色付きの紙は、豊富な種類があり、独自の風合いがある
- コストと印刷については要相談
- 紙の色によって価格差がある
おわり